造作家具のメリット・デメリット
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現場監督からは「忍者屋敷」と
呼ばれたりもしていますが ;; ← 決して褒めてない
基本的には、とても満足して暮らしています (*^_^*)
今回は、5年間 暮らした上で感じた
造作家具のメリット・デメリット について、
私なりに まとめてみますね。
ここ数年、地震報道が流れるたびに
大きな置き家具や家電が倒れている画像が
SNSでは 頻繁に回ってきます。
「ウチの家具は 造りつけだから、
少なくとも倒れてくることはないはず…」
と、その面だけでも 造作家具のメリットを
強く感じることが多いですね。
・耐震性が高い
というのは、造作家具のメリットとして
真っ先に挙げたいところです。
わが家の場合、大きな本棚から
パントリー・ワークスペースなどの収納棚、
キッチンの背面収納に至るまで
大きな家具は、ほぼすべて造りつけです。


棚の多くは 引き戸にしてありますから、
中の物も 飛び出しにくいと思います。

麦茶を冷まし中
ただ、先日リビングのオープン棚に
本を増やした後で
大阪北部の地震がありましたので
((もし、この本が飛び出してきたら…))
と思うと ゾッとして、少しばかり後悔しました (´_`。)
が、今は 地震速報もありますからね。
今回の地震では、N県に住む 私のスマホからも
けたたましいアラームが流れました。
アラームを聞いて 本棚の前から離れ、
ダイニングテーブル下に もぐり込む
くらいのことは 出来るかもしれません。
本が飛び出してこないように、つっぱり棒などで
固定しようかとも考えましたが
そうすると、地震の揺れで 本の重みごと棚が引っ張られて
最悪 壁ごと崩れるということがあるそうで…
そこは 断念しました ;;
その点、もう1つの大きな本棚がある
フリースペースも、普段は通路ですから
逃げる余地は ありそうです。

↓↓ フリースペースの詳細は こちらから
大事なのは、寝室などに
大きな棚を設置しない事だと思いました。
(眠っている間に倒れてきたら、ひとたまりも無いので)
2台のテレビも、壁付けにしたおかげで
転倒 → 破損の心配が無く
本当に 良かったと感じています。

リビングと寝室に テレビがあります
大きな家具や家電については
後付けの耐震アイテムも多く販売されていますが、
やはり 造りつけの安定感に勝る物は
ないのではないでしょうか。
しかし、新築や改築時でもなければ
なかなか家具を造りつけになど出来ませんし、
そもそも賃貸住宅であれば 無理な場合も。
耐震性の高さとは裏返しに、
・手軽に設置できない
というデメリットも発生してきますね ;;
続いて、メリットとして挙げたいのが
・サイズ&デザインを 詳細にオーダーできる
という点です。
造作家具は、基となる家に合わせて
寸分の狂いもなく サイズを調整できますし…
家づくりの延長として 家具を制作するので
デザインや雰囲気も、家に ぴったりな物に
仕上げることが可能ですよね。
造作家具は、まさに 家の一部 と言って良いでしょう。
例えば… わが家のリビングにある、大きな本棚。

↓↓ 詳細は こちら ↓↓
階段下の空間を収納として利用する為に
背板の部分を測って空けたり、
一部だけ 棚板の奥行を変更したりと
“造作家具でなければ出来なかった” 仕様が
てんこ盛りになっています。
細かい要望にも 柔軟に対応できる点は、
既製品には無い良さですね。
しかし、造作家具の仕様は
こだわればこだわるほど、費用がかさむもの。
さらには 一度 造ってしまうと、
簡単に動かすことも出来ません ;;
(大がかりな工事が必要になる場合も)
ちょっと模様替えをしたいとか、
好みが変わったので 家具を替えたい…
と思い立ったとしても、
ホイホイとは 替えにくくなります。
・費用が かさむ
・気軽に 配置変更できない
これらのデメリットは、ここしばらくの間
まさに 私が感じていた事でもあるのです ヾ(´▽`*;)ゝ"
というのも、このリビングの本棚に対して
「うまく物を飾れない…」
「どうにも、存在感がありすぎる」
などと、ずっと悩んでいたからでして ;;
棚が うまく飾れないのは
私自身のセンスの問題でもありますが、
天井まで どーん!!と そびえ立つ様子を見ると
((せめて、もっと低くすれば良かった))
((素敵な古家具を置いてみたかった))
などと 後悔が湧くことも少なくなく m(_ _)m
存在感を抑えるために、背面の壁をふかして
埋め込み型の棚にする案もあったのですが、
そうすると 横にある出入口が引き戸に出来なくなるので
却下したという経緯などもありました…
最終的には、棚板に 加工を加えることで
また お気に入りの棚になったのですけども。
↓↓ そのときの記事は こちらから
加工費用が 高くついてしまったのは、
ちょっと切ないです (´;д;`)
それと、最後に どうしても書いておきたいのが
・凝ったデザインは 壊れやすい
… というデメリットです 。゜゜(´□`。)°゜。
例として 挙げるのは
わが家のダイニングカウンター下に位置する、
こちらのスライドドアの収納棚。

↓↓ 詳細は こちらから
ダイニングテーブルとの間隔を考慮すると、
よくある開き戸では 通行の邪魔になる… と考えて
わざわざ 高価なスライドドアを採用しました。
結果的に 仕上がりも美しく、
戸を開けっぱなしでも 通行の妨げにもならずで
満足していたのですが…
このスライドドア、この5年間で
2回 壊れました -★☆
(ノД`)・゜・。
ここは 収納動線的にも重要な場所なので、
大事な物が多く入っており
壊れて開かなくなると、生活にも大打撃。
しかも複雑な金具を使っている為、
家具屋さんでなければ 直すことが出来ず
その家具屋さんは お忙しくて
なかなか修理に来られないという…
このときばかりは、スライドドアなんかに
しなければ良かった!! と後悔しましたっけ。
もちろん、無事に修理して
引き続き 便利に使ってはいますが
((いつまた壊れるか…))
というスリルと、常に戦っているのが現状です ;;
今回、私が挙げた 造作家具の
メリット・デメリットは 以下のとおり。
■ メリット
・耐震性が高い
・サイズ&デザインを 詳細にオーダーできる
・家の一部として馴染む
■ デメリット
・気軽に設置できない
・費用が かさむ
・気軽に配置変更できない
・凝ったデザインは 壊れやすい
あれれ… デメリットの方が、
数としては 多いんですね (@_@)
でも、最終的には メリットで感じる恩恵の方が
デメリットを上回っているので、
私は どの造作家具も つくって良かったと思っています。
今の私が、これから造作家具を設置しようと
している方々に アドバイスするとしたら
① 気軽に 動かせない事を、よくよく考えて配置すること
耐震性が高いことは、やはり
何物にも代えがたいメリットなので
地震がおきたときに、中の物がどうなるか は、
(飛び出しにくいか? 人に当たらないか?)
あらかじめシミュレーションしておくと
良いですよね。
後は インテリアへの影響や、
将来的に 本当に 邪魔にならないかなど。
② シンプルな構造&デザインにすること
シンプルな構造であれば 制作費もかさみませんし、
壊れたとしても 修理がしやすい。
(そもそも壊れにくい)
あまり張り切って、特殊な金具なんかは
使わない方が良いでしょう >> 自分
… という、以上の2点ですかね ヾ(´▽`*;)ゝ"
どなたかの参考になれば 幸いです。
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