20年後も素敵な家

目指しているのは、20年経っても色あせないデザイン・質感・機能性

二人の建築家 2 「B氏の場合」  

私は B氏のことを、写真や作品のイメージから
寡黙で落ち着いた人なんだろうな」 と 勝手に想像していました (人´∀`).☆.。.:*・

けれど… 実際のB氏は、バイタリティの固まりのような、ものすごく よくしゃべる方でした。

説明会に参加している家族を相手に、ビシバシと 「これはどう思う?」 と逆に質問したり、
要所では笑いをとることも忘れない。
とにかく 話が面白い! うまい!! という印象でした。

そして B氏が手描きしたという設計図は
美しい彩色がほどこされ、それ自体が まるで1枚の絵画のよう。

このとき 説明会に参加していた家族全員が、
B氏のとりこになった… と言っても、過言ではなかったと思います。


しかし。 しかしですね。

B氏の話が 『無茶な要求をしてくる施主と ケンカ別れした』 という話題になったあたりから、
私は何となく、冷や汗が出るような気がしてきました。

要は、B氏には ご自分の中で譲れない核や こだわりがあり、
施主の言うことに何でも従う」 というタイプの建築家ではなかったんです。
B氏ほどの方であれば、当然のことかもしれません。

さらに B氏は、こうも仰っていました。
家というものは居心地が第一であって、目先の便利さに とらわれるのは良くない
これも まったくの正論。

でも 私は、この時点では未完成とはいえ 100ページ分の要望 を抱える女…
その中には家事や育児を楽にするための、
目先の便利さに とらわれまくった要求が ギュウギュウに詰まっていました (T_T)

この要望書、B氏に見せたら どうなるんだろう?

『くだらない!』 って一蹴されて、さっきの話に出てきた施主みたいに
ケンカ別れになってしまうかも…

そんな不安を抱いたまま、B氏のプレゼンは終了。
続いて、もう1人の建築家の方のプレゼンが始まりました。

B氏のような派手さは無いものの (B氏が派手すぎとも言う)
こちらも しみじみと 「いい家だなぁ」 と感じさせるプレゼンでした。



説明会が終わった後、Tさん立会いのもと
私たちは B氏と個別に面談をさせていただきました。

私は緊張しすぎて、あまり うまく話すことが出来ず… 夫の方をチラ見すると、
とってもにこやかには してくれているものの
“あぁ… 例の 『芸術家は苦手センサー』 が発動しているな” ということが
夫婦の勘で分かりました (-_-;)

Tさんのフォローもあって、面談自体は なごやかに終了しましたが
家に帰った私は 緊張のしすぎによる疲労で、
その日1日 動けなくなってしまいました (大げさではなく本当の話です…)

そして、ひとつの結論に達したのです。

B氏は素晴らしい建築家だけど、私たちとは合わない。

チルチンびと』 に引き続き、『住む。』 の世界にも入れなかった。
悲しいけれど そう思いました。

しかし これは、B氏の美学に沿えなかった自分を卑下する… ということではありません。
自分にとって大切なことを優先した結果、そうなっただけの話です。

私にとっての 「居心地の良さ」 とは、「目先の便利さ」 を排除することではなく、
むしろ 追求することによって生まれると考えています。

B氏が 「施主の言うことに何でも従う」 タイプの建築家ではなかったように、
私も 「建築家にすべてお任せする」 タイプの施主ではなかった。

これじゃ、相性がいいワケありませんね (o´_`o)


私は今まで ずっと、B氏が本命の建築家だったので
これ以降の建築家選びを どうしたらいいのか、よく分からなくなってしまいました……

つづく。


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