20年後も素敵な家

目指しているのは、20年経っても色あせないデザイン・質感・機能性

二人の建築家 1  

土地が決まったら 「さぁ、次は建築家選び!」 という話の流れになるんですが、
できればその前に、私には やっておきたいことがありました。

それは… 要望書の編集。

後日 100ページの 感動・超大作 (?) となる この要望書ですが、
この時点ではまだ 単なるデータの寄せ集めにすぎませんでした。

口下手な私が 建築家の方々と面談する際に、
つくりたいのは、こういう家なんです!」 バーン!! … と説明するためには、
事前に 要望書を完成させておいた方がいいと思ったんです。



そんなワケで 「本格的に建築家を選ぶ前に、2ヶ月ほど時間を下さい」 と
Tさんに お願いして、夜な夜な要望書の編集に励んでいた 10月頃のこと。

Tさんから 1本の電話がかかってきました。

T:「しましまさん。 今度うちが開催する 『家づくり説明会』 にいらっしゃいませんか?
   たくさんの建築家と会える、いいチャンスですよ」

えーと。 土地探しのとき と似たようなパターンだな (-_-;)

私:「でも、まだ要望書も出来てないですし…」

T:「面談とまでは行かなくても、実際に会ってみると、いろいろと分かることがありますよ。
   その人の考え方とか、自分たちと相性が良い・悪いとか」

詳しく 聞いてみると 『家づくり説明会』 とは、A社が提携している建築家数名が
2人ずつ 日替わりでペアを組んで、自分たちの過去の作品を紹介したり
現在 A社で家づくりを考えている家族からの質問に答えたりする、というイベントでした。

確かに、わざわざ個別の面談をセッティングしてもらうより
気楽に会えるし、面白そうかも…

私:「やっぱり 参加します (*´∀`*)← 変わり身はやい

T:「ありがとうございます。 しましまさんが参加されるなら、
   Bさんが出る日がいいですよね?」

B氏。 その名前を聞いただけで、自分が緊張してくるのが分かりました。

B氏とは、私が A社に家づくりをお願いするきっかけとなった
ひとめぼれした家を設計しただけでなく、憧れの雑誌 『住む。』 に
何度か掲載された履歴をもつ、私の第1希望の建築家です。

(参考記事: 『工務店を決めるまで 3』 )

4日間にわたる 『家づくり説明会』 のうち、B氏が出演するのは2日。
じゃあ その日で、と ブルブルしながら告げると

T:「せっかくなんで、説明会の後に Bさんと個別に話せる席も設けましょうか?」

そ、それは まだ早い!! と思いつつも、なぜか私の口は
お願いします」 と言ってしまいました。
Σ個別の面談は、要望書が出来てからじゃーなかったのか??

B氏の事務所が ○○市から かなり遠いことを知っていたので、
この機会を逃したら なかなか会えないかも… と思ったんです;



とんとん拍子に話は進み、10月某日。

B氏と もう1人の建築家の方を迎えての、A社の 『家づくり説明会』 の席に
緊張した私&いまいち やる気のない夫は座っていました。
(娘は、私の母と一緒にお留守番)

A社の事務所 兼 製材所は、これも建築家が設計したというだけあって
立地に似合わない (周り、畑だらけ…) オシャレな建物です。

そして 資料が配られ、まずは B氏のプレゼンが始まりました……

つづく。


クリックするものが多すぎかな? と思い 「拍手」 ボタンを撤去させていただきました。
今まで拍手して下さった方々、本当に ありがとうございました!! (^^)


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二人の建築家 2 「B氏の場合」  

私は B氏のことを、写真や作品のイメージから
寡黙で落ち着いた人なんだろうな」 と 勝手に想像していました (人´∀`).☆.。.:*・

けれど… 実際のB氏は、バイタリティの固まりのような、ものすごく よくしゃべる方でした。

説明会に参加している家族を相手に、ビシバシと 「これはどう思う?」 と逆に質問したり、
要所では笑いをとることも忘れない。
とにかく 話が面白い! うまい!! という印象でした。

そして B氏が手描きしたという設計図は
美しい彩色がほどこされ、それ自体が まるで1枚の絵画のよう。

このとき 説明会に参加していた家族全員が、
B氏のとりこになった… と言っても、過言ではなかったと思います。


しかし。 しかしですね。

B氏の話が 『無茶な要求をしてくる施主と ケンカ別れした』 という話題になったあたりから、
私は何となく、冷や汗が出るような気がしてきました。

要は、B氏には ご自分の中で譲れない核や こだわりがあり、
施主の言うことに何でも従う」 というタイプの建築家ではなかったんです。
B氏ほどの方であれば、当然のことかもしれません。

さらに B氏は、こうも仰っていました。
家というものは居心地が第一であって、目先の便利さに とらわれるのは良くない
これも まったくの正論。

でも 私は、この時点では未完成とはいえ 100ページ分の要望 を抱える女…
その中には家事や育児を楽にするための、
目先の便利さに とらわれまくった要求が ギュウギュウに詰まっていました (T_T)

この要望書、B氏に見せたら どうなるんだろう?

『くだらない!』 って一蹴されて、さっきの話に出てきた施主みたいに
ケンカ別れになってしまうかも…

そんな不安を抱いたまま、B氏のプレゼンは終了。
続いて、もう1人の建築家の方のプレゼンが始まりました。

B氏のような派手さは無いものの (B氏が派手すぎとも言う)
こちらも しみじみと 「いい家だなぁ」 と感じさせるプレゼンでした。



説明会が終わった後、Tさん立会いのもと
私たちは B氏と個別に面談をさせていただきました。

私は緊張しすぎて、あまり うまく話すことが出来ず… 夫の方をチラ見すると、
とってもにこやかには してくれているものの
“あぁ… 例の 『芸術家は苦手センサー』 が発動しているな” ということが
夫婦の勘で分かりました (-_-;)

Tさんのフォローもあって、面談自体は なごやかに終了しましたが
家に帰った私は 緊張のしすぎによる疲労で、
その日1日 動けなくなってしまいました (大げさではなく本当の話です…)

そして、ひとつの結論に達したのです。

B氏は素晴らしい建築家だけど、私たちとは合わない。

チルチンびと』 に引き続き、『住む。』 の世界にも入れなかった。
悲しいけれど そう思いました。

しかし これは、B氏の美学に沿えなかった自分を卑下する… ということではありません。
自分にとって大切なことを優先した結果、そうなっただけの話です。

私にとっての 「居心地の良さ」 とは、「目先の便利さ」 を排除することではなく、
むしろ 追求することによって生まれると考えています。

B氏が 「施主の言うことに何でも従う」 タイプの建築家ではなかったように、
私も 「建築家にすべてお任せする」 タイプの施主ではなかった。

これじゃ、相性がいいワケありませんね (o´_`o)


私は今まで ずっと、B氏が本命の建築家だったので
これ以降の建築家選びを どうしたらいいのか、よく分からなくなってしまいました……

つづく。


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二人の建築家 3  

いろいろなことを考えすぎて、疲れて寝込んでいる私に 夫が話しかけてきました。

夫:「俺だったら、Bさんには頼まないね」
私:「そう言うと思ってたよ…」

あーもう。 これじゃ、C社のときと同じじゃないかー (T_T)
どうしよう、建築家選び… と思っていた次の瞬間、夫の口から衝撃の一言が!!

夫:「でも、今日いた もう1人の建築家の人の作品は良かったな~。
   Sさん だっけ。 ああいう家なら住んでみたい」

なんですと!!?

今まで、家づくりの内容には あまり興味のなかった夫。
私が いろいろな展示場や見学会を連れまわして、
なんとか 「シンプルな木の家」 がいい! というところまでは洗脳 (汗) したものの、
どちらかと言えば 『和』 より 『北欧』 風が好みだったようなんです。

私なんかは、B氏の作品が持つ 『どこか懐かしい感じ』 や
『やや濃いめの木の色』 が好きだったんですけど、
夫にしてみたら そのレトロっぽい感じが気に入らないらしくて…

せっかくの新築なのに、わざわざ古く見せるなんて嫌だ」 って言うんですよね。
(人の好みって、ホント、いろいろですよね…)

今日見た S氏の作品は、ごくシンプルな感じ。
さりげなく 障子や格子戸を使っていて、和モダン寄りではあるものの、
木の色が明るいので重くない。

いかにも新築らしい、清々しい雰囲気が、夫の好みにクリーンヒット☆ だったようです。

私も もともと、Tさんが見せてくれた資料で S氏の作品には好感を持っていました。
つまり、ちょうど 夫と私の好みの 「中間」 が S氏の作品だったんです。

しかも 今日お会いした感じでは、いかにも穏やかで 優しそうな印象だったS氏。
あの人なら、私の100ページの要望も受けとめてくれるかも…??

夫の 『芸術家は苦手』 センサーも発動しなかったみたいだし!!
(このセンサー、本当に意味が分からん)

何より はじめて、家づくりにおいて 夫婦の意見が一致したんです! やったー!!
これはもう… とにかく S氏と再度会うしかない! という結論に至りました。



数日後、面談の結果を聞くため電話してきた Tさんに、
申し訳ないけれど B氏にはお願いせず、S氏と もう1度会ってみたいと お話ししました。
Tさんは少し ビックリしたようでしたが (ですよね…)、理由を聞いて

T:「なるほど。 そういうことだったら、Sさんは いいと思いますよ。
   うん。 一番いいかもしれない」

施主の要望に 柔軟に対応してくれる という点では、
A社が提携している建築家の中で 一番だというのです。 やっぱり!? (*^-^)

T:「じゃあ Sさんにも予定を聞いて、また お会いできるようにしますね。
   いつ頃がいいですか?」

私:「えーと。 やっぱり、要望書が出来てから (しつこい) ってことで、12月始めくらいで…」

このやりとりをしたのが 10月の終わり頃でしたから、
実際には約1ヶ月後に、私たちはS氏と面談することになります。


す、すみません… つづきます。



ほとんど最後まで書いてたんですけど、あまりにも長くなったんで 分けることにしました… (汗)
次回は いよいよ 「二人の建築家」 最終回&長かった序章も終わりです~ (^^)
その後は、お家についての具体的なことを書いていこうと思っていますので、お楽しみに ☆★


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